共通点は平打ちとミル打ち|鍛造の結婚指輪
お客様のこだわり
武骨な平打ちと直角のミル打ち
持ち込みのダイヤモンド、地金を使う
ズバっとしたダイヤモンドセッティング
武骨な平打ちと直角のミル打ち
角ばったデザインで、武骨なフォルムを重視するというのが希望でした。ふたりのデザインの共通点を、平打ちと、ミル打ちににしたいと思い相談しました。
ミル打ちは指輪に対して直角で、側面にも入れることにしました。
女性の指輪の太さは5mm以上を検討していて、どのくらいの太さが適切か相談させていただきました。最終的に、ダイヤモンドとのバランスを考え、ご提案いただいた6mmに決めました。
持ち込みのダイヤモンド、地金を使う
ダイヤモンドは持ち込みで、イエローゴールドのネックレスや指輪があるので、それを材料として作りたいと思いました。
結婚指輪は2つ目で、作り変えようとなっていたので、初めての結婚指輪も溶かして入れてもらいました。
ズバっとしたダイヤモンドセッティング
中心以外のダイヤモンドは、端から端までズバッとラインが入るのが好みでしたが、引っ掛かりなども含めて相談しました。ご提案いただいた四角い形のプリンセスカットが素敵だと思い決めました。
職人のこだわり
おふたりの地金を使う
ペア感のあるデザイン
ズバっとしたダイヤモンドセッティング
おふたりの地金を使う
おふたりは多くの地金をお持ち込みいただいたので、しっかりと使わせていただきました。
中には、おふたりの一つ目の結婚指輪や、昔から大切にされていたジュエリーなどがあったので、とても思い入れのあるジュエリーを、新しい指輪に引き継いでいくというのは素敵なことだと思いました。
メインとなるダイヤモンドも大きさがしっかりとあり、インパクトのある結婚指輪にピッタリでした。
ペア感のあるデザイン
武骨で、しっかりとしたエッジ感のある平打ちリングがご希望だったので、デザインやダイヤモンドのバランスを考え、寸法をご提案いたしました。
お持ち込みのダイヤモンドが約3mmだったことと、並びに入るメレダイヤ、つけ心地などを考慮して、女性の指輪は6mmをご提案致しました。
直角に入るミル打ちについては、ダイヤモンドとのバランスを考えミルとミルの間の長さを調整しました。男女で同じ間隔でミル打ちを入れることで、ペア感が増したと思います。
男性の指輪は、ミルとミルの間に何もないと、ミル打ちを入れたデザイン的な意味が曖昧になってしまいそうだったので、中心をつや消しにすることと、さり気なく側面にメレダイヤを入れることにしました。
ズバっとしたダイヤモンドセッティング
中心のダイヤモンドは、四角い印象と、照り返しのあるマス留めでセッティングしています。
最初は、指輪の幅に対してギリギリをご希望されていましたが、毎日身につける結婚指輪だと考えると、ギリギリの部分が引っかかったり、気になったりする可能性があるので、少し余白を持たせた作りにいたしました。
横の並びのダイヤモンドは、縦にズバっとしたセッティングになります。プリンセスカットダイヤを、指輪の幅に合わせて寸法を揃え、レール留めでセッティングいたしました。
指輪を身につけたときに、引っかかりや鋭利な印象にならない様に、シャープであり滑らかに留めることを心がけます。
非常に制作難易度の高いデザインでしたが、とても素晴らしい結婚指輪が完成したと思います!